次の首相を決める自民党総裁選挙はどうなるのか?これが混迷を深めている。派閥の力学は全く通じない状況で各派閥は異例の「自由投票」となった。となると、誰になるのか?
自民党総裁選挙の鍵は党員、党友の表を確保できるかにある
只者ではないおじいちゃんたちの集団
面白すぎる自民党総裁選挙に銀座の路地裏の喫茶店でのおじいちゃんたちは、面白おかしく新聞を読みながら話している。
銀座の路地裏の喫茶店はバカにできない情報源である。ずっしりと運転手付きでやってきたおじいちゃんたちが、お昼前に集まってくる。
みんなそれなりのスーツを着込んでいる。吊るしを着ている老人は誰もいない。スーツよりもシャツに目がいくほどにいい生地のシャツを着ている。
そのおじいちゃんたちが、お昼の食事を前に喫茶店に集まって何を話すのか?
「やーやー御機嫌よう」と挨拶する老人はどこか古めかしくも若かった。
「おう、新しいドレスシャツいいの」と友達の老人が話しかける。
シャツのことをワイシャツではなく「ドレスシャツ」と正式名称でいうこと自体、只者とは思えない。
「あ、これか。今回のシャツはシーアイランドコットンの800番にしておいた」と笑いながら言っている。だけど、シーアイランドコットン800番の生地は普通のシャツ屋さんにはない。
そのシャツは多分、25万円ぐらいするだろう。
「このシャツな、同じ記事でトランクスも作ってもらった」と楽しげに話している。
党員投票はどうなるかの?
おじいちゃん達は、お昼前に何を話に集まったのか?送られてきた車はベントレーだった。そして、3人になったおじいちゃん達は、自民党総裁選挙の話を始めた。
「このペースだと、過半数を取るのは河野太郎か高市早苗になるの。河野太郎が総裁になったらどうなるかの?一気に世代交代となるだろうか?次の衆議院議員選挙で勝てるかな?」
「河野太郎は何がなんでもなりたいのだろう。河野家4代目がついに総理になる。短命であろうと総理になることが目的だろう」
「高市早苗はどうなるのだ。かなり善戦している。安倍晋三が全力で応援している。公開討論会でも、河野太郎の年金問題を鋭く指摘しておった。消費税で年金を賄うというのはかなり無理がある。そして、河野太郎は年金を消費税で払うのなら、なん%に引き上げるという具体的な数字が出てこなかった。数字に弱いのかな?」
「原発の問題にしても、よくわかっていない候補者が適当なことを言っているだけにすぎないな。岸田は今回もダメだろう。なんせ顔が悪いのか人を見下して見てるきがしてならん。野田聖子は旦那の問題が白黒つかないとダメだろう」
「党員投票に関しては河野太郎が44%取れそうだと時事が流していたが、時事は当てにならん」
「河野には小泉進次郎がついている。河野、小泉、石破の連合が本当に安倍連合を撃破できるのか?まあ、他の80歳超の議員達はどうなるのかとヤキモキしているのかもしれない。小泉父がやったように、老人候補を削減する時期が来ると思っているだろうな。」
「まあ、俺たちも出る幕ではない。老人は楽しく昼のランチを楽しむのが良い」
「ところで、今日のランチはどこにしたのだ。腹が減った」
「医者がもっと肉を食べろというから、ステーキにした」
「昼からステーキか?」
「何を言っておる。一番のステーキ大好き男が何を言っている」
「どこを予約した?鵜飼か?」
「いや、もっとうまいところにした。熟成肉を食べさせるレストランを予約しておいた。車を回そう」
そう言って、老人達は喫茶店を後にした。
ベントレーが迎えにきて去っていた。
おじいちゃん達の話を総合すると
河野太郎が党員票をかき集めて総裁になる確率が高い。
ただし、2位に高市早苗が入り込んできたら、決選投票になる可能性が高い。
河野太郎、高市早苗ともに英会話ができる。
岸田、野田はこれで終わる。
特に岸田陣営は今回落ちたら次はないと思っているだろう。
小泉進次郎がどれだけ応援に力を入れるかにかかっている。高市早苗が総理になったら、議員立法をバンバン出してくるだろう。法務省の役人との勝負が見ものだ。
どの候補がなっても、だらしない野党がどう切り崩してくるのかが勝負の分かれ目だ。最近静かにしている山本太郎というやたら数字を使う政治家の演説に新橋を埋め尽くされたら河野では対応できないだろうな。なんと言っても数字に弱い河野太郎だ。
というおじいちゃん達のお話でした。
銀座の路地裏はほんとに面白い。